小樽運河
運河の北端へ行く。
ここにはまだ艀が残っていて、その甲板に乗って運河を眺めてみるとなかなかいい風景だ。
近くに木造でいい感じの〈田中酒造店〉があった。
明治30年代創業という店内には当時の看板や道具が展示され、うれしいことに試飲コーナーもあるので、ちよっとだけ…。
〈千葉漁網店〉ものぞいてみた。
昔は漁網や浮き玉を販売していた店で、海水の入った浮き玉や変わった形の浮き玉もあり店の人がいろいろ当時の話をしてくれた。
人混みを避け〈海猫屋〉へ行く。
ここは明治39年に建てられたレンガ造りの倉庫で、村松友視の小説『海猫屋の客』の舞台にもなっている。
灰暗い中で静かに苦めのコーヒーを飲んでいると何となく歳月の重みを感じてしまう。
ここに来てやっとああ、小樽にいるんだなあ…やっぱりいいもんだと、しみじみ思う。
もう少しこんなゆったりしたひとときに浸っていたい、二杯目のコーヒーを注文しようかな?
でも毛ガニのような大きなカニを買いに行かなきゃ。