金魚の系統図
金魚の系統図は、故松井佳一博士によるもの(1933)がおそらく世界初のもので、ほとんどの飼育書に掲載されています。

これは金魚の先祖すらはっきりしていない頃に、膨大な実験交配によって裏付けられたもので、半世紀以上他の追随を許さないほど優れています。
それでも時がたち、補足修正が必要かと思われます。
最近の検討によって、土佐錦は琉金と大阪ランチュウの交配によって作られたという説の方が有力になりつつあります。
また、頂天眼の出現にはマルコからデメランチュウへと発展したとも考えられます。
人工改良種、金魚において特筆すべきは、琉金やランチュウからでも、常にフナのような魚や改良過程の様々な魚が出る、つまり高価な品種ほど出現率が低く、形において未だ固定していないということです。
形の変化ばかりではなく、三色デメキンに始まったと思われる色の変異を交雑して、品種数は飛躍的に増加して、もはや系統樹の方式では収まりきらなくなっています。
金魚の品種名に関しては、これまで多分に情緒的に命名されてきたので、相互の関連性がわかりにくいかもしれません。
中国では形と色の順列組み合わせになりつつある金魚の品種に対し、新しい命名法を検討し始めています。
漢字の字面だけで姿がわかるようにしようというものですが、また完全なものではありません。







