朱文金

朱文金(シュブンキン)という品種です。

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三色出目金、フナ尾和金、ヒブナの3種類の自由交配による混合品種。

フナが交配されているので、丈夫で飼育しやすい大型金魚です。

"朱の色合いと浅葱を基調とする体色が織りなす色模様の美しい金魚"と言うのが名前の由来と考えられています。

それにほど良く墨が混じり、それぞれの色が濃く鮮やかであれば最上とされます。

作出は初代秋山吉五郎氏が手がけ、松原新之助氏が命名。

体型は和金より長いフキナガシ尾で、モザイク透明鱗の金魚です。

コメット

コメットです。

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琉金の変異個体から出たコメットは、ワシントン水産委員会の池で、日本から輸入された金魚の中から発見され、それをAugoMulert氏が固定したものです。

体型はフナに似て細く胴長で、琉金の面影は見られませんが、それはフナとの交雑が作出の時にあったためです。

フナ尾タイプですが、長く美しいフキナガシ尾には琉金の血が流れていることがうかがえます。

体色は、白地に鮮やかな緋の美しい模様が信条。

その泳ぎが、光り輝き大宇宙を行き交う彗星にあやかり命名されたという、素敵な由来を持つ金魚です。

和金

和金(ワキン)という品種の金魚です。

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全ての日本金魚の出発点となった品種。

室町時代末期、フナ尾の和金原種が渡来したことが日本金魚文化の幕開けとなりました。

その和金を始祖として、突然変異個体の選別・淘汰・交配が幾度も行われ、様々な品種が育まれてきたことは、ぜひ記憶にとどめておいてほしいです。

金魚の元となった「フナ」に最も近い品種のため、泳ぎは俊敏で、生命力・繁殖力も強く、飼育しやすい品種です。

大きく育ち、30センチを超える姿は、錦鯉にも劣らず華麗で雄大。

あまりに身近で、稀少性がないことがこの品種の軽視の風潮につながるのはとても残念なことです。

ぜひ、和金の醍醐味を見直してほしいものですね。

魚の優劣

金魚の品評会では便宜上序列をつけていますが、明確な基準は存在せず、経験則による比較審査が一般的です。

品評会によっても基準が違うので、詳しくは各々の会に問い合わせてください。

多くの品種が集うような品評会は、異種格闘技大会のようなものでしょう。

単に観賞魚として楽しむのであれば、他人の評価など気にしないで、自分が気に入った魚を選んだ方が長続きするものです^^

チャンピオンネコよりうちのタマの方が可愛いに決まっています。

以下は園芸について書かれたものですが、金魚の美の探求にも通じるので、引用します。

"花の好みは多様である上に、美しさの評価は時代や国によってさまざまに変化を遂げる。

花の美しさは植物自体にあるのではなく、人間の心の中にあって、己の思いと美の評価体系によって美しい花を作りだしている。

園芸は、美しい植物を育てるとともに、美しいと感じる感性をも育てあげる。"

(ちくま新書 江戸の園芸―自然と行楽文化 青木宏一郎著より)

日本の金魚と中国金魚

もともと金魚は中国原産ですが、日本で長い間養殖されているので、ことさら強調して「中国金魚」と呼ぶのは「中国直輸入」ということを意味しています。

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頂天眼や水泡眼など、もう30年以上も日本で繁殖している魚を中国金魚と呼ぶ人もいますが。

以前は、中国金魚は尾がしぼんでいるものが多いので、日本金魚愛好家たちには評判が悪かったのですが、この2~3年の質の向上は目覚ましいものがあります。

双方の違いを簡単に記すと、日本は在来系統の固定化、完成美、またかわいらしさを追求しているのに対し、中国金魚では珍しい、新しい、変わった(美しくない?)ものを常に求めているように見えます。

このようなことは民族性、習慣、社会情勢によるので、中国も中国金魚もだんだん変わりつつありようです。

金魚の系統図

金魚の系統図は、故松井佳一博士によるもの(1933)がおそらく世界初のもので、ほとんどの飼育書に掲載されています。

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これは金魚の先祖すらはっきりしていない頃に、膨大な実験交配によって裏付けられたもので、半世紀以上他の追随を許さないほど優れています。

それでも時がたち、補足修正が必要かと思われます。

最近の検討によって、土佐錦は琉金と大阪ランチュウの交配によって作られたという説の方が有力になりつつあります。

また、頂天眼の出現にはマルコからデメランチュウへと発展したとも考えられます。

人工改良種、金魚において特筆すべきは、琉金やランチュウからでも、常にフナのような魚や改良過程の様々な魚が出る、つまり高価な品種ほど出現率が低く、形において未だ固定していないということです。

形の変化ばかりではなく、三色デメキンに始まったと思われる色の変異を交雑して、品種数は飛躍的に増加して、もはや系統樹の方式では収まりきらなくなっています。

金魚の品種名に関しては、これまで多分に情緒的に命名されてきたので、相互の関連性がわかりにくいかもしれません。

中国では形と色の順列組み合わせになりつつある金魚の品種に対し、新しい命名法を検討し始めています。

漢字の字面だけで姿がわかるようにしようというものですが、また完全なものではありません。

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